幸せとは日本と逆の位置にあるようだ〜フィンランド〜
こんにちは!
新婚旅行でフィンランドに行ってきました。
世界一幸せな国と聞いてマインドフルネストレーナーのタノモクは興味津々。
幸福度ランキング?
調べれば色々書かれてあるけど、心ではわかりません。
世界幸福度ランキング
国連の関連団体が発表している世界幸福度ランキング。
「各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」を評価してもらった調査に加えて、GDP、平均余命、寛大さ、社会的支援、自由度、腐敗度といった要素を元に幸福度を計る。」
2018年に引き続き1位の国がフィンランド。
日本はというと毎年ジワジワと下がっています。
幸せでい続けられる国と年々不幸せになっていく国。
この差はなんだろう…
調べたこと、感じたことを書いていきます。
キートス
トラム(路面電車)に乗っているとみんなが絶対に言うことばキートス。
日本語でありがとう。
カフェでもスーパーでも聞こえます。
トラムに乗るときにキートス。
降りるときにキートス。
みなさん笑顔でしゃべってくれます。
小さなことでも感謝を伝える。
日本でも共通する素敵な習慣です。
人が少ない
首都ヘルシンキに行ったときに感じたのはとにかく人がいない。
毎日が平日のショッピングモールみたいだ。
だから満員電車がない。
朝の満員電車を喜んで乗っている人なんてまずいません。
朝のイライラがないだけで心のゆとりができる。
それだけで不幸せの回避ができます。
調べてみるとフィンランドは日本とほぼ同じ面積。
だけど人口は550万人と北海道の人たちと同じくらい。
日本全土に道民が住んでるみたいな感覚です。
人と人との空間があると気持ちにも余裕ができるのかもしれません。
教育
ホテルのサウナに入っていると日本人の集団がいた。
なんのために来たかと聞くとフィンランドの教育を学びに来たのだと言う。
そのくらい教育が注目されている国フィンランド。
kodomo-manabi-labo.net学校が大学まで全て無料。
現地のガイドさんにフィンランドの教育について聞いてみた。
タノモク:日本の子育てについて大きく違うところはありますか?
ガイドさん:もし道端で自分の子供が転んでしまったらどうしますか?
日本では手を差し伸べる、という人が多いでしょう。
フィンランドでは手を差し伸べる前に一度質問をします。
「怪我をして立てないの?それなら手伝うよ」
ただ悲しんでいるだけでは絶対に手助けをしない。
もし、助けてしまうと泣けば問題が解決する体験が育ってしまう。
自立心の教育が小さい頃から育まれている。
自分のことは自分でやるよう育てる人が多いようだ。
なので子供達は学校に行きたかったら自分から進んで学校へ行く。
高校卒業後働きに出る子供達も少なくない。
やらなきゃいけないからやるのか、やりたいからやるのか。
将来の結果は大きく変わります。
不要な利便さを求めない
キャンプが好きでフィンランドに行ったらどうしてもキャンプ用品が見たかった。
2019年からキャンプにハマっている。
なので大きなアウトドアショップに行ってウキウキしながらキャンプのギアを見て回った。
そしたらこんな感じ。
あるにはあったけど、必要最低限なものしかない。
鍋とかナイフは充実していたけどそれ以外はほとんど皆無。
なんでだろうと思っていたんですが帰国後、アウトドア老舗メーカーの社長がフィンランドとアウトドアについて語ってくれていました。
フィンランド人が余暇をアウトドアに費やしている時間は、世界有数です。フィンランドでは大きめとされるアウトドアショップに行きましたが、日本でいうキャンプの「ギア」というものは、ほとんどありませんでした。現地の人からも「キャンプ用品の会社って、サウナを作っているのか」と言われたほどです。
日本は経済を立て直し、発展させることに喜びを感じてきた。
たしかに成長や新しい発見、作り出すことに楽しみを感じます。
しかし、なんでも不便と解決する事だけが正解ではない。
その前にする事があるのではないかと思わされます。
キャンプに行くと感じます。
不便の中にこそ幸せがあるんだと。
女性の自立率が高い
フィンランドでは女性が男性と対等に働いています。
収入格差も日本ほど大きくありません。
男女平等のロールモデルとなるような国で最近、首相が34歳女性になったのも話題になりました。
男女が平等に政治へ参加できる国。それがフィンランドです。
女性が自立しているのは福祉が充実しているのも理由の一つ。
妊娠後に無料支援を受けられるネウボラというサービスがあります。
父親が育児休業を当たり前とする文化があり、
子育てを精神的にも経済的にも安心してできる環境があります。
クリスマスマーケットの中で座っていたところ女性同士の会話がよく聞こえます。
服装や雰囲気から地元の方だとわかります。
フィン語なので何をしゃべっているかはわかりません。
けれどもお互いほほえみながら楽しそうにしているのがわかります。
女性が幸せな国は男性にとっても幸せ。
男性だけが権力を持つ国の未来に幸せは待っているのでしょうか?
ミサ
そのため街中に教会があります。
日曜日午前中はミサ(礼拝)に出かけます。
そのためこの時間帯はお店が空いていません。
日本で調べていた時は
「とはいえ本当はやっているんでしょ?カフェでゆっくりしよ〜♪」
と思っていたんですが本当にやっていない。
チェーン店のカフェすらやっていない。
もちろんムーミンショップも。
(さすがにコンビニはやっています)
そこへ抜け駆けて観光客向けにお店をやる人もいない。
働かないことを選択している。
フィンランドは税金も高く物価も高い。
ブランド品を持っている人は少なく裕福という暮らしはしていない。
それでもフィンランドの人は幸せはお金ではなく目の前にあると知っている。
まとめ
フィンランドは物資がなくても心がゆたかでいられる国でした。
日本はどうでしょう?
フィンランドが世界一幸せな国なのであれば日本は真逆の位置にいるような気がしてなりません。
ただし、自分自身が不幸せというわけではありません。
自分の幸せとは何かを見つめ直して、それを味わってみる。
目の前にある幸せを感じることが、自分の幸福度を高める一歩になります。
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